熏嗣

熏嗣

熏嗣概述:渚熏(亦“薰”),碇真嗣(亦“真治”),兩人名字合起來的簡稱,同人界術語。出自卡通片:《新世紀福音戰士》又名:《新世紀EVA》。兩人在動畫中感情雙向箭頭明顯,漫畫中關係極其曖昧,故而產生此CP。

基本介紹

  • 中文名:薰嗣
  • 外文名:無
  • 作品名:《新世紀福音戰士》
  • CP:渚薰 x 碇真嗣
  • 類別:日本動漫
人物介紹,渚熏:,碇真嗣:,tv版24話初稿、二稿(原設定),原著相關,

人物介紹

渚熏:

Nagisa Kaworu
日文名:渚カヲル
中譯名:渚熏
羅馬拼音:Nagisa Kaworu
身份:the fifth children,第17使徒自由天使(在eva新劇場版中為第一使徒,後在eva q中“被墮落”為第十三使徒)
生日:9/13
年齡:15
聲優:石田彰
特徵:淺灰色頭髮,紅色瞳孔,中性化,高且苗條,手指纖長
愛好:唱歌,洗澡
服裝:戰鬥服--黑色緊身衣
平時--長褲,白色短袖襯衫
必殺技:無敵微笑大法+迷人眼睛攻勢
經典台詞:“也許,我是為你而生的。”
“真是像玻璃一樣纖細呢,尤其是你的心,值得付出好感喔。”
經典動作:微笑,淺笑,回眸一笑,雙手插袋
年齡15歲。一個以第五個適格者(FIFTH CHILDREN)身份被Seele直接送到NERV的少年。他比真嗣稍高一些,手足細長,有著少年期特有的中性性格。他擁有自由控制同步率的高強能力,淡淡的微笑之下,隱藏著其深不可測的內心。他在出現後不久,就和真嗣建立了一種難以言喻的親密感。他的言語之間,儘是些直接涉及人生觀念的發言。
他的真面貌是第十七使徒。
他姓名中的"渚"拉開來就是"シ"與"者",在日本語中意為"死者",在這裡意味著"使者"。
第十七使徒 自由天使
(カヲル/SEVENTEENTH ANGEL KAOL/塔布里斯)
他並未使用聖書中的名字TABURISS,而且是以人的外形出現。這位叫渚熏的少年,是由人類補完委員會送來的第五適格者,代替精神崩潰的明日香乘坐二號機。在莉莉斯面前,他要求真嗣將他殺死……渚熏。在第二次衝擊的發生的同年、同月、同日出生。是被SEELE送到NERV的第五適任者。它的真面目其實是第17使徒·塔布里斯。和這個自由意識的天使相識,對初號機的駕駛員碇真嗣來說,同樣也是一次新的考驗。渚熏能夠自由的改變和EVA同頻率,而且不需要插入拴就能駕馭EVA,也能產生絕對領域(A.T力場),在振動刀下保護自己,說話的語氣和看人眼神充滿了憐憫,仿佛能夠透視一切。就這樣,他打開了通往天國之門。 他如是說: 我之所以繼續活下來,是因為我的命運如此。結果,人類之所以滅亡,也是同樣的道理吧.
渚熏以第十七使徒和第五適應者(駕駛員)的雙重身份出現,他的背景相當的複雜。簡單的說他是被SEELE利用而送到NERV去的.其目的就是要達成SEELE除掉已經背叛他們的碇元渡的計畫。當被蒙在鼓裡的渚熏以第五適應者的身份到達NERV並且準備發動第三次衝擊時,才發現其實所有的使徒都被NERV和SEELE的圈套所矇騙了。這一段渚熏可以說是真正以神的使者的身份對人的行為進行著批判。這裡的主題音樂是S y m p h o n y N o . 9 1 C h o r a l 1 貝多芬的第九交響樂,歡樂頌。這時熏所背負的天使的意義和貝多芬在此曲中所灌注的精神狀態配合的相當融洽。其中,渚熏的許多台詞可以算得上是Eva中的經典:走吧!過來吧!亞當的分身,李林的僕人。
EVA是由亞當所生,對人類而言其存在實在使人憎惡。人類利用EVA生存至今的這種行為我實在是無法理解。其中的“李林”就是指的人類,也就是猶太教中所說的:“人類lilin是lilith的後代,是罪惡的後代。”亞當的分身自然是指Eva機體,人類利用自己科學的力量複製了神的行為,將Eva作為自己的僕人,並依靠著Eva而與使徒作戰並存在著。也就是在批判人類不惜利用一切的邪惡本性。 而當他到達最終教條(天堂之門)的時候,發現在那裡的竟是lilith的本體而非亞當,他發現其實一切都是安排好的,使徒強大的生命必然要敗在人類智慧之下,或者說是敗在了人類的欺騙之下。
由此,渚熏 感嘆著:這是利利斯(lilith)!是嗎?原來是這樣啊?李林 使徒一直認為NERV地下深藏的就是亞當,而且,SEELE也是這樣告訴渚熏的吧。然而當最終的使徒真正看出真相之後,他便選擇了自己的死亡。 “ 對我來說生存和死亡對是一樣的,死亡對我而言是唯一的自由。”對於吃下生命之果的使徒來說,他們擁有永恆的生命,但也只是這樣的永恆,而他們的使命就只有阻止人類到達生命之樹。“能活下去的只有一方”,說的就是這一直延續的使命,一旦人類到達生命之樹,也就意味著使徒的滅亡。這是“生與死是同等”的意義。“死亡對於我來說是覺得自由”也是一樣,作為得到生命之果的代價,使徒失去了繁衍後代的能力,失去了未來。相對人類這一方卻擁有無數的可能。特別是人類用自己的智慧製造出EVA後,熏也許是意識到了使徒已經無法阻止人類而自己選擇了消亡以獲得自由。
在化為廢墟的第三新東京市,真治遇到了一個少年,渚熏。他是為了代替明日香而作為駕駛員來的第五適格者。真治對熏產生了好感。但他的真實身份卻是人形的使徒。熏操縱著二號機向最終教條下降,真治一邊深深感到了被背叛的滋味,一邊駕駛著初號機追去。當熏發現最終教條那裡的是LILITH而不是ADAM之後,知道自己被SEELE騙了,於是放棄了戰鬥,讓真嗣把自己殺了。
漫長的沉默後,渚熏消失在初號機手中。

碇真嗣:

日文名:碇シンジ
中譯名:碇 真嗣/碇 真治/碇 信治
羅馬音:IKARI SHINJI
身份:第三適格者/第三新東京市立第一中學2年A班學生
血型:A
生日:6/6
年齡:14
聲優:緒方惠美
Eva的主角,有著極端內向的性格,極其害怕與陌生人接觸,不知如何和別人相處而感到害怕,一直只是照著別人的要求而生活,之後慢慢地敞開了心扉。母親死後就住在親戚家中,和碇源堂分居了十年,突然接到父親的信而來到第三新東京都市,身為初號機的駕駛員卻不願意駕駛初號機。 14歲,操縱EVA初號機的第三適格者(THIRD CHILDREN)。 NERV司令碇元渡的獨子,作為駕駛員,他與EVA初號機的同步值最高,在殲滅使徒的各次戰役中的表現亦最為突出。但其本人性格內向、處事態度消極、遇事總是用“對不起”來逃避現實成為明日香對其最為反感的原因。
年齡14歲,是EVA初號機的駕駛員,第三適格者(THIRD CHILDREN)。由於親眼目睹了母親在試驗事故中被"消滅",再加上父親的冷酷無情,給他帶來了莫大的精神壓力。在他從小開始,心裡就有"已經被父親拋棄了"、"我是個不被人需要的人"之類陰暗的想法。"究竟是從什麼時候開始的?我似乎覺得,我的心靈和身體漸漸變得支離破碎。每當有悲傷或痛苦的事情發生,我覺得這並不是自己,會以一種事不關己的方式來看,仿佛還有另外一個自己。沒事的,我可以撐過去的。如果將心封閉在體內的更深處,這么一來,身體的痛、心靈的痛,就連恐怖,也會在毫無感覺的情況下過去吧。"真嗣在最初加入NERV時由於被父親忽視,所以一直報著這樣的想法。他平時顯得相當的陰鬱,而且因為他一直想把過去的記憶封鎖起來,導致在他的潛意識中,還有著截然不同的另一個人格。他操縱的EVA初號機經常發生狂亂,與此不無關係。後來由於"活寶二人組"的帶動及明日香的出現,變得比較開朗活潑一些。平時對做家事相當拿手,在他寄居於葛城美住處時,幾乎都是靠他來操持家務。
tv原稿中向薰表白但被打斷。

tv版24話初稿、二稿(原設定)

新世紀エヴァンゲリオン 第24話「最後のシ者」(第1稿)
○(F・I)ネルフ本部・ケイジ

一角に、全長5mほどの人型兵器が冷卻液に侵かっている。
ボディーには『αーTYPEーEVA000』のマーキング。
その前のアンビリカル・ブリッジに立つ碇ゲンドウと冬月コウゾウ。

碇:「エヴァの新たな試作品、αーエヴァだ」
冬月:「小型化したエヴァンゲリオンか。今になって、何故このようなものが必要なんだ」
碇:「人類補完計畫のために作られたものだ。これはそのテストタイプさ」
冬月:「現場への根回しも少しは必要ではなかったのか。零號機復舊作業の凍結についても疑問に思っている人間も多い。赤木博士は獨自のルートでエヴァのパイロットを探しているぞ」
碇:「彼女にはもう少し、頑張ってもらう。E計畫は終わっていない。ゼーレのシナリオでは、まだ最後の使徒が殘っている」

「 最 後 の シ 者 」
○ネルフ本部・テストプラグ実験場・制御室

グラフの數値を見つめているミサトと伊吹。

ミサト:「——どう? 」
伊吹:「駄目ですね。二人とも過去最低の數値です」

テストプラグのアスカ、レイがモニターに映っている。

ミサト:「何か原因が考えられるの?」
伊吹:「まだ明確な回答を得られませんが、二人のシンクロ率低下にはデーター的に相違がみられます。おそらくアスカは精神的要因、レイは肉體的要因によるものです」
ミサト:「二人がこのままエヴァに乗るには無理があるわね。肝心のパイロットがこれではしょうがないわ。この數周間、リツコが代替パイロットのスカウトに奔走していたわけか」
伊吹:「今度の適任者はマルドゥック機関の報告書に依らない、初めてのパイロットだそうですね。私、ちょっと心配なんです。今回のことに関しては、赤城博士の勇み足のような気がして仕方がないんです。お気づきになりません? 先輩は最近、焦ってるって」
ミサト:「・・・・・・」
○第3新東京市郊外・駅前のロータリー(午後)

一台の車が止まっていて、リツコとシンジが列車の到著を待っている。
リツコ、くわえた菸草に火をつけようとするが、折からの風でうまくいかない。
シンジの掌が自然に伸び、風を避ける。

リツコ:「ありがとう。(と菸草を吸い)シンジ君って、いつも誰かに気を使っているのね。家に帰っても気の休まる暇、ないんじゃない?」
シンジ:「そんなことないですよ。それに、最近は3人が揃うこと、少ないですから。ミサトさんはずっと忙しいし、アスカはテストの居殘りで、夜遅くまで帰らないし」
リツコ:「家庭崩壊の種を蒔いているのは、どうやら私のようね」
シンジ:「しょうがないですよ。仕事なんだから。ただ、ちょっと気になるんです。ミサトさんのお酒の量が増えたみたいで」
リツコ:「——シンジ君は誰かに戀したこと、ある?」
シンジ:「まだないですよ・・・・・・」
リツコ:「ミサトの心の中では、加持君は身體の一部になっていたの。彼がいなくなってから、ミサトは初めてそれに気づいたのね。でも時に切ない気持ちがあふれ出して、どうしようもない事があるわ。そんな夜はチョッピリお酒の力を借りるわけ」

駅のホームに特別列車が滑り込んでくる。

シンジ:「人を好きになれば、そうゆうことがわかるようになるんですか」
リツコ:「わかる大人になることね。——さ。フィフスチルドレンのお出ましよ」

停車していた特別列車が発車する。
ホームに可愛らしい紺色の水兵服を著た一人の少年が殘される。(渚カヲル)
陽炎の中に立つカヲル。
蜜色の豊かな髪が西日の逆光を受け、キラキラ輝いている。
その神々しい美しさに思わず見とれてしまうシンジ。
カヲルと視線が合うシンジ。どきっ、とする。
○ジオフロント・天井ビルのロビー

エヴァの3パイロットとカヲルとの対面が行われている。
カヲルの橫にはミサトとリツコ。

リツコ:「私達が選んだ5人目の適任者・渚カヲル君よ」
カヲル:「渚カヲルです。よろしく」
アスカ:「(目を輝かせ)私、アスカ。惣流・アスカ・ラングレー。よろしくねッ ❤」

と握手する。

リツコ:「こっちがファースト・チルドレンの綾波レイ」
カヲル:「よろしく」
レイ:「(相変わらず無表情で)こちらこそ」

握手を交わした二人、ほんの一瞬、見つめ合う。
ミサトは暗く沈んだ様子のシンジを見ている。
○ネルフ本部・寫真室

正面を向くカヲルに、パッとフラッシュの閃光。
○同・別室

プリンターからカヲルのIDカードが出てくる。

ミサト:「(それを取り上げ)渚カヲル・・・なかなかの美形じゃない」
リツコ:「可愛いだけじゃないわ。向こうでも成績優秀、スポーツ萬能の神童で評判だったそうよ」
ミサト:「シンジ君が彼にコンプレックスを持たなければいいのだけど。アイツ、すぐイジけちゃうから。今日もちょっとそんな感じあったし」
リツコ:「(ミサトを橫目で見て)過保護ね・・・・・・」
○中央病院・全景
ケンスケの聲:「ちわーッす」
トウジの聲: 「おう、ケンスケやないか。見舞いに來てくれたんか」
○同・病室
ベッドの上のトウジと、見舞いに來たケンスケ。
ケンスケ: 「受付で聞いたけど、明日にも退院だって?」
トウジ: 「ああ。來周から行けると思うわ」
ケンスケ: 「治ったら、またエヴァに乗るのか?」
トウジ: 「いや、勘弁してもらうことにした。大して引き留められへんかったところを見ると、あんまし期待されてへんかったみたいやな。わははは。(と寂しげに笑う)」
ケンスケ: 「そうか・・・・・・」
トウジ: 「ところで、學校の方はどないや」
ケンスケ: 「ま、相変わらずと言えば相変わらずだな。そういや最近、転校生が來たよ」
○ケンスケのビデオ録畫
學校の教室で、黒板に自分の名前を書いているカヲル。
ケンスケの聲: 「名前は渚カヲル。こうゆうのを美少年って言うんだろうな」
トウジの聲: 「ワシには負けるけどな」
書き終わり、正面を向くカヲル。
ケンスケの聲: 「見てみろよ。女たちのリアクション」
色めき立つ女子たちの様子。
トウジの聲: 「メスどもが、色づきよって」
休み時間。中庭で女の子たちと談笑しているカヲル。

ケンスケの聲: 「転校して來た早々、ファンクラブが結成される始末さ。校內の女子全員が入會したんじゃないのかな。ごく一部を除いてね」
我関せず、頬杖をついているレイ。

トウジの聲: 「ま、コイツはこうやろ」
パンすると、しょんぼりした様子のアスカ。

トウジの聲: 「惣流、元気ないやないか。一番騒ぎそうな奴なのに」
ケンスケの聲: 「朝にはみんなの先頭になって騒いでいたけど、今、転校して來るってことは、エヴァのパイロットになるってことだろ。惣流にとってはライバルの出現ってわけだよ。アイツ、最近、弐號機とのシンクロ、うまく行ってないようだから」
アスカ、フォーカスされているのに気づき、カメラに物を投げつける。
以下、サンドノイズ。
○もとの病室
攜帯ビデオのモニターを収めるケンスケ。
ケンスケ: 「今度の転校生、早3日でクラスの貴公子と言ったところさ」
トウジ: 「貴公子や何や知らんけど、いけすかんやっちゃな」
ケンスケ: 「鈴原は新入りが來るときまってそうだな。だいたい転校生ってのはいけすかないもんなんだよ。シンジの時もそうだったじゃないか」
トウジ: 「シンジの奴はどないしてんねん」
○第壱中學校・2-A教室(放課後)
シンジ、席に座り、機の上の両腕に顏を伏せている。
シンジの他には誰もいない。
どこからかピアノの音が聞こえてくる。
カバンを取りに來たヒカリが入って來る。
ヒカリ: 「あれ。碇君、いたの」
シンジ: 「(顏を上げ)うん・・・・・・」
ヒカリ: 「相田君と一緒に鈴原のお見舞いに行ったんだと思ってた」
シンジ: 「ちょっと・・・・・・ね」
ヒカリ: 「(ピアノの音色に気づき)渚君が弾いているんだ。彼、上手ね。———じゃ、お先に」
シンジ: 「さよなら」

再び一人のシンジ、もの憂げな様子でピアノの音色を聴いている。
○シンジの記憶——駅
視線の合ったカヲル、フッとほほ笑む。
カヲル: 「よろしく」
シンジ: 「(吃ってしまい)こ、こちらこそ」
頬を染め、俯いてしまうシンジ。
○第壱中學校・音楽室
ピアノの鍵盤を叩いているカヲル。
○同・2-A教室
ピアノの曲が、何か不自然な終わり方をする。
シンジ: 「・・・・・・」
○同・音楽室
恐る恐るドアを開けるシンジ。
——中には誰もいない。
階段の方から去っていく足音が聞こえて來る。
○同・階段
駆け降りるシンジ。
だが足音には追いつかない。
その時、校內スピーカーからヴィヴァルディの『四季』・”冬”の弦楽のユニゾンが流れる。
アナウンス: 『下校の時刻になりました。學校に殘っている生徒は、直ちに下校準備をしてください』
○同・校庭(夕方)
響き渡る下校放送。
次々に練習を終える運動部の生徒たち。 校舎から出て來たシンジ、見回すが、カヲルの姿はない。
用具を片付けていた運動部員たち、一斉に空を仰ぐ。
——雨だ
太陽が照っているにもかかわらず、大粒の雨が降り出す。
生徒たち、急いで校舎內に駆け込む。
黃金色の雨に包まれるシンジ。
○帰り道
お天気雨の中、一人、傘をさして帰るカヲル。
誰かが後ろから駆けて來て、追い抜いて行く。
それはずぶ濡れになったシンジである。
シンジ、カヲルに気づいて、立ち止まる。
カヲル、傘を少し持ち上げ、ニコッと笑う。

シンジ: 「——」
カヲル、もう一度、傘を持ち上げる。
シンジ、少しためらうが、カヲルの傘の下に入る。

カヲル: 「これからネルフに行くの?」
シンジ: 「うん・・・・・・」
カヲル: 「じゃ、一緒に行こう」
二人、歩きだす。
○レイの部屋
濡れた體を拭いていたレイ、ふと気づいて、窓の外を見やる。
第3新東京市に鮮やかな虹の橋が架かっている。

レイ: 「・・・・・・」
○ネルフ本部・第3試験場
アスカが入って來て、弐號機のタラップを上がろうとする。

アスカ: 「さてと、今日も私の弐號機はナイス・コンディションかな」
リツコの聲: 『(アナウンス)ちょっと、まって。悪いけど、アスカは後にして』
アスカ: 「後って・・・・・・」
リツコの聲: 『弐號機にはフィフスチルドレンが入るから』
上の踴り場にはプラグスーツを著たシンジとカヲルの姿が見える。
カヲル: 「仆、シンジ君に嫌われているのかと思っていた」
シンジ: 「どうして・・・・・・?」
カヲル: 「何だか、仆を避けてたみたいだから」
シンジ: 「そんなことないよ」
カヲル: 「ホントに?」
シンジ: 「ホントだよ・・・・・・」
シンジとカヲルのクスクス笑いが聞こえてくる。
アスカ: 「・・・・・・」
○同・制御室
モニターを見ているミサト、リツコ、伊吹。

リツコ: 「フィフスチルドレンの調子はどう?」
伊吹: 「高いシンクロ率を示しています。これはアスカの自己ベストをも遙かに凌いでいます」
ミサト: 「じゃあ、今のままでは代替パイロットは彼で決まりということ?」
リツコ: 「弐號機の起動試験の結果次第では、そうゆうことになるわね」
○第壱中學校・教室(翌日)
楽しげにおしゃべりしている様子のシンジとカヲル。
それを遠巻きに見ている數人の女子生徒たち。
女子生徒A: 「碇君たら、腰ぎんちゃくみたい。カヲル様に纏わりついちゃってさ」
女子生徒B: 「昨日も相合い傘で帰ってたわよ」
女子生徒C: 「(側にいたアスカに)ねえ、惣流。カヲル様と碇君、怪しくない?」
アスカ: 「だって、あの二人、デキてるんだもの」
女子生徒A: 「それって、あの二人が・・・・・・ってコト?」
女子生徒B: 「えーッ、信じられない」

撒いた噂が女子生徒たちのヒソヒソ話に乗って、伝えられていく。
アスカ、少し後悔した様子を見せるが、ペロッと舌を出し、しらんぷりする。
○同・廊下(放課後)
帰ろうとするシンジを呼び止めるケンスケ。
ケンスケ: 「シンジ」
シンジ: 「何?」
ケンスケ: 「うちでトウジの退院祝いのパーティやろうかと思ってるんだけど」
シンジ: 「ごめん。今日はちょっと、先約があるんだ・・・・・・」
ケンスケ: 「そうか、そりゃ殘念」
シンジ: 「じゃ、また・・・・・・」
そそくさと去って行くシンジの後ろ姿を寂しげに見送るケンスケ。
○舊市街(小田原あたり)
15年前に水沒した街並み。
海の中から突き出したビルの廃墟が林立している。
防波堤の上からそれを眺めているシンジとカヲル。

カヲル: 「『死の都』の舞台・ブリュージュのようだ。美しくて、寂しくて」
シンジ: 「何なの、それは」
カヲル: 「若くして死んだ奧さんを忘れられずに、死の都の家に閉じこもってしまったという男の物語だよ。男は部屋の一つを『ありし人の教會』と呼んで、思い出がつまった亡き妻の持ち物を大切に保管している。だが、妻と瓜二つの踴り子が現れ、心をかき亂された男は、生と死が別のものであることを悟り、最後は死の都から出て行く決心をするという話さ」
シンジ: 「ふうん・・・・・・」
カヲル: 「ねえ、泳がない?」
シンジ: 「泳ぐって、ここで?」
カヲル: 「うん」
シンジ: 「水著、持って著てないよ」
カヲル: 「裸で泳げばいいさ。他に誰もいないのだから」
シンジ: 「でも・・・・・・」
カヲル: 「何を恥ずかしがってるの。男同士だろ」
シンジ: 「そうだけど・・・・・・」
カヲル: 「行こうよ」

と水兵服を脫ぎながら、水辺へと進んでいく。
シンジも後について行きながら、服のボタンを外す。
○海
ビルの谷間の淺瀬を、一糸纏わぬ姿で入っていくカヲル。
少し遅れてシンジ。
水面のきらめきの中にカヲルのなよやかな肢體が浮かび上がる。
その姿に思わず見とれてしまうシンジ。
カヲルはどんどん沖へと進んでいくが、シンジはついて行けずに、立ち止まってしまう。

カヲル: 「(振り返り)こっちへおいでよ」
シンジ: 「ここから先はダメだよ・・・・・・。仆、泳げないんだ・・・・・・」
カヲル: 「大丈夫。仆につかまればいい」
カヲルに吸い寄せられるようにして、シンジは深みへと入る。
だが、カヲルは手を引っ込めてしまい、シンジは溺れそうになる。
シンジを抱き寄せるカヲル。
しがみつくシンジ。
カヲル: 「ははは、本當に泳げないんだね」
シンジ: 「意地悪。信じていたのに・・・・・・」
不意に涙を流すと、シンジはカヲルの肩に顏を埋め、訳もなく嗚咽する。
○ビルの廃墟・一室(日沒後)
水平線に消えた夕日が、空を綠色に染めている。
服を著ながら、それを眺めているシンジとカヲル。
カヲル: 「すごい・・・・・・綠色の夕焼けだ」
シンジ: 「きれいだね」
シンジ、水兵服の腕のボタンをはめるカヲルの手首に幾筋もの傷が入っているのに気づく。
カヲル: 「ねえ、さっきは、何で泣いたりしたの? 海が怖かったの?」
シンジ: 「わからない・・・・・・。仆、自分で自分がわからないんだ。あの海に沈んで、死んでしまいたいって思った」
カヲル: 「どうして・・・・・・?」
シンジ: 「確かに仆は君を避けていた。カヲル君に比べると、仆なんてみじめでつまらない人間なんだろう・・・・・・君のそばにいると気が狂ってしまいそうで、そのくせ姿が見えないときには・・・・・・不安で不安で・・・・・・。そうゆういじましい自分と一生つきあっていかなきゃならないと思うと・・・・・・仆はもう、死んでしまいたい・・・・・・」
空はすっかり翳り、二人の姿は完全なシルエットになる。
シンジ: 「もう、顏も見えなくなっちゃった・・・・・・。カヲル君、仆は君のことが・・・・・・」
カヲル: 「(遮り)ごめん・・・・・・そうゆうのイヤなんだ」
シンジ: 「——」
カヲル: 「別々に帰ろ。これ以上、傷つけたくないから」
一人,去って行くカヲル。
シンジ、絕望の淵に立たされる。
○ネルフ本部・中央作戦司令室・発令所
入ってくるミサト、リツコ。

ミサト: 「何があったの?」
青葉: 「不審者が大深度地下施設に侵入。セントラルドクマに向かっています」
日向: 「IDのデータが入りました。赤木博士のものが使われています」
リツコ: 「何ですって!?」
ミサト: 「まさか・・・・・・」
青葉: 「Pブロックの監視カメラが目標の可視映像をとらえます」
主スクリーンが大深度地下施設の畫像を映す。
歩いているのはカヲルである。
リツコ: 「(マイクに)どうしてそこにいるの。あなたはそこに入って行けないはずでしょ」
畫面のカヲル、少し困ったような顏をする。
カヲル: 『ごめんなさい・・・・・・』
といった瞬間、パッと畫面にノイズが走る。
伊吹: 「大深度地下施設にATフィールド確認!」
ミサト: 「使徒!」
リツコ: 「そんな馬鹿な!」
○同・大深度地下施設の一角
目も眩まんばかりの光に包まれているカヲル。
それが収束すると,彼はコアを持った使徒に変容している。

カヲル: 「これが仆の・・・・・・本當の姿・・・・・・?」
その時、突然、カヲルに向かって殺人レーザーが照射される。
だが、ATフィールドがそれを跳ね返してしまう。
○同・発令所
ミサ: 「使徒に対して、通常兵器は何の役にも立たないわ」
リツコ: 「弐號機のパーソナルデータを至急、アスカに書き換えて!」
伊吹: 「はい!」
○同・大深度地下施設の一角
セントラルドグマへ進んでいくカヲル。
ATフィールド防禦壁を突き破って行く。
○同・第3ケイジ
弐號機にエントリープラグが挿入されていく。
○弐號機・エントリープラグ
アスカ: 「だーから、言わないこっちゃないんだから」
○ネルフ本部・第3ケイジ
起動準備に入る弐號機。
伊吹の聲: 『主電源接続完了。起動用システム作業開始』
オペAの聲: 『稼動電圧まであと0.5、0.2・・・突破』
オペBの聲: 『起動システム、第2段階へ移行』
○弐號機・エントリープラグ
レバーを持って、起動に備えているアスカ。

オペCの聲: 『パイロット、接合に入ります』
オペAの聲: 『シナプス挿入、結合開始』
プラグの內壁が様々に変容していくが、その畫像が亂れる。
アスカ: 「——!?」
オペBの聲: 『パルスが亂れています!』
○ネルフ本部・第3ケイジ
弐號機の起動音が急速に落ちていく。
○同・発令所

伊吹: 「パイロットのハーモニクスが許容値にまで達してません!」
ミサト: 「・・・・・・」
○弐號機・エントリープラグ
肩を震わせて俯いているアスカ。
彼女を照らしていた明かりが、無情にも消えていく。
○ネルフ本部・発令所
司令室がせりあがり、碇と冬月が姿を現す。  冬月: 「使徒の侵入を許したのだな」
リツコ: 「申し訳ありません。責任は全て私に・・・・・・」
碇: 「大失態だな、赤城博士。ネルフにおける全ての職務から君を解任する」
一瞬、我が耳を疑うリツコ。
碇: 「直ちにここから出て行きたまえ。(一同に)これより私が直接、指揮を取る。葛城3佐。初號機のパイロットを至急、スタンバイさせろ」
ミサト:「はい」
碇: 「αーエヴァを起動開始」
伊吹: 「了解」
慌しく動き出す中央作戦司令室のスタッフたち。
誰もリツコの方を見ようとしない。
碇: 「何をしている赤木博士。ここは関系者以外、立ち入り禁止のはずだ」
リツコ、踵を返して、去って行く。
○同・ケイジ
起動するαーエヴァの描寫。
搭載されるダミープラグ。
○同・醫務室
內線の受話器を持ち、呆然とした様子のシンジ。

シンジ: 「(聲にはならない聲で)カヲル君が・・・・・・使徒・・・・・・!?」
ミサトの聲: 『もしもし、シンジ君、聞こえる?』
シンジ: 「(絕叫)噓だッ! そんなの噓だ!!」
○ネルフ本部・セントラルドグマ
を下降していくカヲル。
そこはまるで、巨大なさかさまの木のような形をしている。
カヲル、とある扉の前で何かの気配を感じる。
○同・一室
カヲルが入って來る。
割れた試験管やビーカーの散亂する室內。
すでに破壊され、放置されたままの施設である。
壁には人類補完委員會のシンボル、7つ目のマーク。
ビーカーに當たった光が虹を生む。

レイ: 「——誰?」
物陰から姿を現したのはレイである。
カヲル: 「君か・・・・・・。どうしてこんな所に?」
レイ: 「ここは私の生まれ育った場所だもの」
カヲル: 「ふうん。握手した時から思っていたけど。君はリリンではないって」
レイ: 「リリン?」
カヲル: 「人間のことさ」
レイ: 「あなたは使徒だったのね」
カヲル: 「使徒!?(おかしそうに笑い)仆は神様の使いなんかじゃないよ」
レイ: 「あなた自身がリリンじゃないと気づいたのはいつ?」
カヲル: 「十になった時からかな。この街にやってきて、初めて自分の宿命というものがわかった。仆が求めているのはコレだったんだ」
、7つ目のシンボルマークを指す。
カヲル: 「実物は、この近くにあるよね。案內してほしいな」
レイ: 「それは駄目。サードインパクトが起こってしまう」
カヲル: 「(些か信じられず)あのセカンドインパクトのような大慘事が起こるの?」
レイ: 「そうよ」
その時、グォオオン! グォオオン! と大音響が連続する。
カヲル: 「エヴァが追ってきた」
レイ: 「(その音を聞いて)初號機でも弐號機でもないわ」
○同・セントラルドグマ
一室から出てくる使徒とレイ。
暗闇の奧からαーエヴァが現れる。
αーエヴァ、使徒を確認すると、獲物を見つけた猛獣のように襲いかかる。
使徒、レイの手を引いて、逃げる。
豬突猛進のαーエヴァ、かろやかにそれをかわす使徒。
まるで五條橋の義経と弁慶だ。
αーエヴァが激突した壁が崩れ落ちる。
濛々たる煙の向こう側に十字架にかけられた7つ目の巨大の上半身が見える。

レイ: 「アダム・・・・・・」
カヲル: 「アダム!?」
その隙を沖かれて、使徒とレイは袋小路に追い詰められてしまう。
凶暴さを丸だしにして二人諸共喰いつこうとするαーエヴァ。
萬事休す!
その時、シューターに乗って、初號機が現れる。
初號機、プログナイフでαーエヴァを串刺しにし、支柱に突き立てる。
悲慘なαーエヴァの斷末魔。
○初號機・エントリープラグ
スクリーンに映るレイを確認するシンジ。

シンジ: 「綾波、無事?」
レイ: 『ええ』
○セントラルドグマ
いつのまにか使徒はアダムを見下ろす手摺りのところまで來ている。
使徒、アダムを見つめたまま、動かない。
スピーカーから碇の聲が聞こえて來る。
碇: 『使徒よ。何故それ以上、進もうとしない』
カヲル: 「碇司令ですね」
碇: 『そうだ』
カヲル: 「ここはあなたにとっての『ありし人の教會』なんですね」
○発令所

碇: 「何故、君はアダムに觸れようとはしない。人類に対する同情、哀れみかね」
カヲル: 『いたわりですよ。仆自身に対するね。生き続けることは、つらいことだから』
碇: 「死を選ぶのか?」
○セントラルドグマ
カヲル: 「死は仆に與えられた、唯一の自由意志。造物主の命に逆らえる、唯一の手段なんですよ」
碇: 『それが生命の原則に反していてもか』
カヲル: 「生命とは絕えず変化していくものです、形を定めるものではありません。死もまた生の一部に外ならないから」
初號機からシンジの聲が聞こえて來る。
シンジ: 『カヲル君・・・・・・』
カヲル: 「シンジ君。こんな結末になるとわかってたのなら、あの時、一緒に海に沈めばよかった」
○初號機・エントリープラグ
シンジ: 「君は仆を騙していたの? 利用しただけなの?」
カヲル: 『それは違うよ。君と過ごした數日間、とても楽しかった。仆の命を絕つことができるのは君だけだ。君の手にかかって、死ぬなら、こんな幸福なことはない』
シンジ: 「(泣きじゃくり)そんなことできるわけないじゃないか!」
○セントラルドグマ
カヲル: 「早く。體の中で、何かが仆を突き動かそうとしているのがわかるんだ。それは仆の本能なんだと思う。今の仆は、あの時の君のように、自分で自分がわからないんだ」
○初號機・エントリープラグ
シンジ: 「・・・・・・」
カヲル: 「早く!」
○セントラルドグマ
カヲル、いきなり身を翻したかと思うと、パッと跳躍し、アダムに向かってダイビングしていく。
レイ: 「碇君!」
○初號機・エントリープラグ
シンジ: 「——!」
○セントラルドグマ
初號機の腕が伸びて、アダムに接觸する寸前にガッと使徒を摑む。
ぶちゅ。
という音とともに僅かに顏をしかめるレイ。
初號機の掌の中から血が溢れ、滴り落ちている。
やがて、シンジの絕叫が巨大な空間に響き渡る。

(Fade Out)
○ケイジ(時間経過)
冷卻液に浸かっている初號機。
流しがある一角で放心したように手を洗っているシンジ。
ミサトが來る。
ミサト: 「シンジ君・・・・・・」
シンジ: 「(振り向きもせず)血の臭いが取れないんだ。それに、潰した時の感觸も・・・・・・」
ミサト: 「シンジ君は、彼にあこがれていたのね」
シンジ: 「彼は、ぼくにないものをみんな持ってた。生き殘るなら彼の方だ」
ミサト: 「それは違うわ。生き殘るのは、生きたいという意志をもつものだけよ」
シンジ、無言のまま、ひたすら手を洗っている。
○更衣室
一人、佇んでいるアスカ。
何度も毆りつけたのか、目の前のロッカーの蓋はボコボコにへこんでいる。

アスカ: 「——」
○通路
更衣室からガンガンと、アスカがロッカーを叩く音が聞こえてくる。
目眩をおこしたのか、つらそうな様子で壁に憑れているレイ。
ついには床に伏せてしまう。
○リツコの研究室
一人、じっと何かを考えている様子のリツコ。
ノックもなしに數人の警務部の男が入ってくる。
男A: 「(令狀を出し)赤木リツコ。君を逮捕する。容疑の詳細は博士自身が一番ご存知のはずだが、読み上げましょうか?」
リツコ: 「いえ、結構よ。時間の無駄でしょ」
リツコ、連行されて行く。
○どこか(人類補完委員會)
委員會のメンバーが集まっている。
キール: 「たった今、シナリオに記されていた最後の使徒の殲滅が確認された。これにより人類補完計畫に対する障害はなくなったのだ」
委員A: 「だが、新たなる問題が浮上しつつある。碇ゲンドウと初號機だ」
委員B: 「ネルフも今となっては無用の長物」
委員C: 「奴は総司令の地位を利用してネルフを私物化した」
委員D: 「碇が初號著を”神”にしてそれを占有しようとたくらんでいることは、これまでの調査によっても明らかだ」
キール: 「私はゼーレの首長として、ここでネルフの解體を決議したいと思う」
○ネルフ本部・総司令公務室
何事か密議している碇と冬月

(Fade Out)

原著相關

在原動片中,碇真嗣是第一主角,而渚熏,兩人第一次相遇在水邊,真嗣被他的歌聲所吸引,進而兩人相互介紹,當得知對方是EVA的第五適任者後,兩人便成為某種意義上的同伴。
“叫我阿熏就好了,碇。”兩人剛認識,熏即對真嗣如此說道。
而真嗣聽了之後也立刻臉頰緋紅,答道,“我也是,叫我真治就可以了。”可見對對方有著非常好的第一印象。
之後在結束第一次的同步測試後,兩人在總部的休息室相遇。
熏問坐著聽音樂的真嗣,“你在等我嗎?”
真嗣拿下耳機後,說道:“不,我並不是在等你。”但還沒說完,卻已經臉紅了。
簡單對答之後,兩人一起去洗澡。而熏更是在水下握住了真嗣的手,令他的臉更紅。
洗到一半,真嗣說時間到了,應該睡覺去了。
結果熏問,“跟你一起睡嗎?”
被多少有點嚇到的單純的真嗣連忙說:“咦?啊,不......我想他們應該有為你準備房間才對。”聲音上揚,顯得很激動,似乎在掩飾自己的不安緊張和害羞。
而之後熏說真嗣的心纖細、脆弱的成如玻璃一般,令人很有好感。還進一步解釋,所謂的好感就是喜歡。
然後兩人就一起睡在總部為熏準備的房間。
真嗣地熏說起了自己以前的生活,但心裡又想為什麼要對熏說這些呢?轉過頭去看,卻發現原來熏正看著自己,臉頰不由地又紅了。
於是熏對真嗣說,“或許我的出生是為了來和你見面的吧?”
可是到後來,真嗣卻被告之熏是最後一任的使者,而自己被派去消滅他,這讓真嗣完全不能接受,情緒相當的激動,並說道:“欺騙我呢,欺騙我的感情!和爸爸一樣來欺騙我!”
而戰鬥的最後,熏選擇讓真嗣來結束自己的命運,因為他說:“你不應該死亡。”也表示,能夠認識真嗣很好。
而真嗣也猶豫了很久,才在最後殺掉了熏。
而畫面一瞬間呈現全黑。
可是這之後,真嗣一直和美里坐在海邊,並對她說:“阿熏對我說他喜歡我。我是第一次...第一次被人家說喜歡我。他和我很像,和麗也很像。我喜歡他。活著的應該是他才對。他比我好太多了。活著的人應該是他才對!......”
附:
熏與真嗣在TV版中所有台詞(中日文完整對照版)
渚熏與真嗣初次見面--
カヲル:~♪~~♪♪ 歌はいいねえ。
渚熏:~♪~~♪♪ 唱歌真好啊。
シンジ:えッ?
真嗣:誒?
カヲル:歌は心を潤してくれる。リリンの生み出した文化の極みだよ。そう感じないか...碇シンジ君?
渚熏:歌可以滋潤人的心靈,這就是LILIN所生產的文化精髓。你不這么覺得嗎...碇真嗣君?
シンジ:仆の名を...
真嗣:你知道我的名字...?
カヲル:知らない者はないさ。失禮だが君は自分の立場をもう少しは知った方がいいと思うよ。
渚熏:我怎么可以不知道呢。對不起我覺得你應先了解自己的立場。
シンジ:そうかなあ...あのッ君はッ...
真嗣:是這樣啊...那個...你是...
カヲル:仆はカヲル。渚カヲル。君と同じ仕組まれた子供。5thチルドレンさ。
渚熏:我叫熏。渚熏。跟你一樣也是EVA的操縱者。我是第五適任者。
シンジ:5thチルドレン!?君が,あの...渚君?
真嗣:第五適任者?你就是那個...姓渚的?
カヲル:カヲルでいいよ。碇君。
渚熏:叫我阿熏就好了。碇君。
シンジ:仆も...あのッ...シンジでいいよッ...
真嗣:我也是...那個...叫我真嗣就好了...
カヲル:あっはは。
渚熏:呵呵。
真嗣與渚熏第二次見面--
シンジ:...あ
真嗣:...啊
カヲル:やあ。仆を待っててくれたのかい?
渚熏:呀。你是在等我嗎?
シンジ:や,別に...あ...そんなつもりじゃ...
真嗣:啊,不是的...我並不是在等你...
カヲル:今日は?
渚熏:那你今天是來?
シンジ:あの...定時試験も終わったし,あとはシャワ-を浴びて帰るだけだけど...でも,本當はあまり帰りたくないんだ...この頃。
真嗣:那個...定時測試了,想先沖個澡再直接回家...但是,其實最近並不是很想回去...
カヲル:帰る家。ホ-ムがあるという事実は幸せに繋がる。良い事だよ。
渚熏:回家。有家是件幸福的事。是件很好的事。
シンジ:そうかなあッ...
真嗣:是嗎...
カヲル:仆は,君ともっと話がしたいな。一緒に行っていいかい?
渚熏:我想跟你聊聊。可以跟你一起去嗎?
シンジ:えッ...
真嗣:啊...
カヲル:シャワ-だよ。これからなんだろ?
渚熏:洗澡啦。你不是正好要去的嗎?
シンジ:あッ...うん...
真嗣:啊...恩....
カヲル:だめなのかい?
渚熏:不想嗎?
シンジ:いや別にッッ...そういう訳じゃないけどッッ...
真嗣:不,不是的...我不是那個意思...
真嗣與渚熏在浴室--
カヲル:一時的接觸を極端に避けるねえ、君は。怖いのかい?人と觸れ合うのが。他人を知らなければ里切られることも、互いに傷付くこともない。でも,寂しさを忘れることもないよ...人間は寂しさを永久になくすことは出來ない。人は一人だからね。ただ忘れることが出來るから、人は生きていけるのさ。
渚熏:你好像極度在避免與人進行第一次接觸喔。你害怕與人接觸嗎?若不認識對方的話,也就不必怕對方背叛自己,以及彼此互相傷害。不過這樣並沒有辦法忘卻寂寞。人類沒有辦法使寂寞永遠消失,因為人是孤獨的。但也因為能夠忘記,所以人類才能生存。
カヲルがシンジの手に觸れる
渚熏觸碰真嗣的手
シンジ:あッ............時間だ。
真嗣:啊............時間到了。
カヲル:もう、終わりなのかい...?
渚熏:已經結束了啊...?
シンジ:うん。もう寢なきゃ。
真嗣:恩。該睡了。
カヲル:君と...?
渚熏:跟你一起...?
シンジ:えッッッッあッッいやッッカヲル君には部屋が用意されてると思うよッッッ別の...
真嗣:誒!啊!不是的。我想他們應該有為你準備別的房間才對...
カヲル湯船から立ち上がる
渚熏從浴池裡站起來
カヲル:そう。常に人間は心に痛みを感じている。
渚熏:這樣啊。人類常常會感到心痛。
シンジ:...
真嗣:...
カヲル:心が痛がりだから生きる、のも辛いと感じる。
渚熏:就是因為心痛,所以會覺得活著是一件很痛苦的事。
シンジ:...
真嗣:...
カヲル:ガラスのように繊細だね...特に君の心は。
渚熏:尤其是你的心...纖細、脆弱,有如玻璃一般。
シンジ:仆が...
真嗣:我嗎...
カヲル:そう。好意に値するよ。
渚熏:對,令人很有好感。
シンジ:好意...
真嗣:好感...
カヲル:好きってことさ。
渚熏:就是喜歡。
渚熏與真嗣在宿舍--
カヲルとシンジ橫に並んで寢ている
熏和真嗣並排睡在一起
カヲル:やはり,仆が下で寢るよ。
渚熏:我還是睡下面好了。
シンジ:いいよ。仆が無理言って泊めてもらってるんだ。ここでいいよ。
真嗣:沒關係。因為是我開口要求睡在這裡的。所以睡下鋪就好了。
よくねえよ。
長時間的沉默。
カヲル:君は何を話したいんだい。
渚熏:你是不是有話想跟我說?
シンジ:えッ?
真嗣:誒?
カヲル:仆に聞いてほしいことがあるんだろ?
渚熏:你有事想告訴我對不對?
シンジ:...色々あったんだ。ここに來て。來る前は先生のところにいたんだ。穏やかで何にもない日々だった。ただそこにいるだけの。でもそれでも良かったんだ。仆には何もすることがなかったから。
真嗣:其實我來到這裡後發生了不少事情。在來到這裡前,我原本是住在老師那裡的。那時每天日子都過得非常安定。每天只要乖乖待在那裡就好。不過,其實那樣也蠻不錯的。因為我什麼事也不必做。
カヲル:人間が嫌いなのかい?
渚熏:你不喜歡人類嗎?
シンジ:別に...どうでも良かったんだと思う。ただ、父さんは嫌いだった。(どうしてカヲル君にこんな事話すんだろう...)
真嗣:也不是...其實到底喜不喜歡也無所謂。不過,我討厭我父親。(我為什麼要對渚熏君說這些話...)
カヲルと目が合ってシンジ照れる
真嗣與熏視線接觸 羞澀
シンジ:あッ...
真嗣:啊...
カヲル:仆は君に會う為に生まれてきたのかもしれない。
渚熏:也許我的出生就是為了要與你相遇。
渚熏進入"最終教條"--
カヲル:さあおいで。行くよ。アダムの分身。そしてリリンのしもべ。
渚熏:走吧。過來吧。ADAM的分身、LILIN的僕人。
シンジ:噓だ噓だ噓だ!!カヲル君がッ彼が使徒だったなんてッ...そんなの噓だああ!!!
真嗣:騙人的騙人的騙人的!!渚熏是使徒來的...都是騙人的!!!
葛城:事実よ。認めなさい。出擊,いいわね?
葛城:是事實。你要接受。出擊,可以吧?
カヲル:遅いな...シンジ君。
渚熏:很遲呢...真嗣君。
シンジ:里切ったな...仆の気持ちを里切ったな!!父さんと同じで里切ったんだ!!!
真嗣:欺騙我呢...欺騙我的感情!!和爸爸一樣來欺騙我!!!
シンジ:....いたッ
真嗣:....找到了
カヲル:待っていたよ、シンジ君。
渚熏:等著你呢,真嗣君。
シンジ:カヲル君!!アスカ...ごめんよッッ!!!
真嗣:熏!!明日香...對不起!!!
カヲル:エヴァシリ-ズ...アダムより生まれし人間にとって忌むべき存在。それを利用してまで生き延びようとするリリン。仆には分からないよ。
渚熏:EVA系列從ADAM衍生出來...它的存在對人類是個顧忌。竟不惜利用這來延長生命的LILIN。我不明白啊。
シンジ:カヲル君!!やめてよ!!どうしてだよ!!
真嗣:熏!!!停手呀!為什麼!?
カヲル:エヴァは仆と同じ體で出來ている。仆もアダムより生まれし者だからね。魂さえなければ同化できるさ。この2號機の魂は,今自ら閉じこもっているから。
渚熏:EVA的身體結構和我一樣。因為我也是從ADAM衍生出來的。只要沒有靈魂便可以同化。而此二號機的靈魂正在自我封閉。
シンジ:...ッ!!A.Tフィ-ルド!?
真嗣:...啊!!A·T·FIELD!?
カヲル:そう。君達リリンはそう呼んでるね。何人にも犯されぬ聖なる領域。心の壁。リリンも分かってるんだろ?A.Tフィ-ルドは誰もが持ってる心の壁だということ。
渚熏:對。你們LILIN是這樣叫的。不可被任何人侵犯的神聖領域。心之壁。LILITH也應該明白吧?A·T·FIELD是誰人也有,是心中的牆壁。
シンジ:そんなの分からないよカヲル君!!うッ...うあああああ!!!!!!
真嗣:我不明白這些呀,熏!!...啊啊啊啊
カヲル:人の定めか...人の希望は悲しみに包まれているのに。
渚熏:這就是人類的命運嗎...人的希望也充滿了悲哀呢。
タ-ミナルドグマに落下
渚熏進入"最終教條"
渚熏之死--
カヲル:アダム...我らの母たる存在。アダムに生まれし者。アダムに帰らねばならないのか...人を滅ぼしてまで。違うッ...これは...!? リリス!?そうか...そういうことかリリン...
渚熏:ADAM...其存在有如我等的母親。由ADAM而生的東西無法還原為ADAM嗎...直到人類毀滅為止...不對...這是...?LILITH!?是嗎...原來是這樣啊LILIN...
シンジの操作するエヴァがカヲルの體を摑む
真嗣駕駛初號機抓住了渚熏
カヲル:ありがとう、シンジ君。2號機は君に止めておいてもらいたかったんだ。そうしなければ、彼女と生き続けたかもしれないからね。
渚熏:真嗣君,謝謝你。我一直希望你能來阻止二號機。如不是這樣做的話,或許我會一直和她生存下去。
シンジ:カヲル君...どうして!?
真嗣:熏...為什麼!?
カヲル:仆が生き続けることが仆の運命だからだよ。結果,人が滅びてもね。だが、このまま死ぬこともできる。生と死は等価値なんだ。仆にとってはね。自らの死,それが唯一の絕対的な自由なんだ。
渚熏:因為生存下去是我的命運。即使人類會因而毀滅,我也得生存下去。不過,我也可以選擇死亡。對我來說,生和死是一樣的。死亡對我而言是唯一的絕對自由。
シンジ:何を...カヲル君、君が何を言っているのか分かんないよ!!カヲル君...
真嗣:什麼呀...熏,我不懂你在說什麼!!!熏...
カヲル:遺言だよ。さあ、仆を消してくれ。そうしなければ、君らが消えることになる。滅びの時を免れ,未來が與えられる生命體はひとつしか選ばれないんだ。そして君は,死すべき存在ではない。
渚熏:我在講我的遺言。快,殺了我吧。如不這么做的話你們人類可是會消失的。為避免遭受毀滅的命運,只能兩者選擇其一。而你不應該死亡。
抬頭望向綾波
カヲル:君達には未來が必要だ。ありがとう。君に會えて嬉しかったよ。
渚熏:你們需要未來。謝謝你。能夠認識你,我很高興。
長い沈黙。
64秒的沉默。
シンジがカヲルを潰す音......
真嗣將渚熏殺死的聲音 ......

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