興亡の世界史 スキタイと匈奴遊牧の文明

興亡の世界史 スキタイと匈奴遊牧の文明

《興亡の世界史 スキタイと匈奴遊牧の文明》是講談社出版的圖書,作者是林 俊雄

基本介紹

  • 書名:興亡の世界史 スキタイと匈奴遊牧の文明 
  • 作者:林 俊雄
  • 出版社:講談社
  • 出版時間:2017年1月12日
  • 頁數:408 頁
  • ISBN:9784062923903
  • 叢書:講談社學術文庫
  • 售價:1,280円
內容簡介
定住農耕社會にとって、隣接する遊牧國家は常に脅威だった。ペルシア帝國をもってしても征服できなかった部族集団スキタイ。漢帝國と対等に闘った匈奴。こうした騎馬遊牧民はいつ頃誕生し、強大な力を握ったのか。「都市」のない遊牧社會を「野蠻」とみなすのは、定住農耕社會からの決めつけにすぎない。ソ連崩壊後のユーラシア草原地帯の発掘調査で次々と発見されている考古學資料を活かし、「もうひとつの文明」の実像に迫る。 講談社創業100周年記念企畫「興亡の世界史」の學術文庫版。大好評、第2期の5冊目。 人口・経済力の點では圧倒的に劣勢なはずの遊牧國家は、隣接する定住農耕社會にとっては常に大きな脅威でした。ペルシア帝國の絶頂期を現出したダレイオス一世をもってしても征服することのできなかった部族集団スキタイ。漢の皇帝たちと対等に闘う軍事力と、李陵や張騫など有能な人材を受け入れる...(展開全部) 定住農耕社會にとって、隣接する遊牧國家は常に脅威だった。ペルシア帝國をもってしても征服できなかった部族集団スキタイ。漢帝國と対等に闘った匈奴。こうした騎馬遊牧民はいつ頃誕生し、強大な力を握ったのか。「都市」のない遊牧社會を「野蠻」とみなすのは、定住農耕社會からの決めつけにすぎない。ソ連崩壊後のユーラシア草原地帯の発掘調査で次々と発見されている考古學資料を活かし、「もうひとつの文明」の実像に迫る。 講談社創業100周年記念企畫「興亡の世界史」の學術文庫版。大好評、第2期の5冊目。 人口・経済力の點では圧倒的に劣勢なはずの遊牧國家は、隣接する定住農耕社會にとっては常に大きな脅威でした。ペルシア帝國の絶頂期を現出したダレイオス一世をもってしても征服することのできなかった部族集団スキタイ。漢の皇帝たちと対等に闘う軍事力と、李陵や張騫など有能な人材を受け入れる寛容さを持ちあわせていた匈奴。モンゴル高原から黒海北方まで草原を疾駆した騎馬遊牧民にとっては「ヨーロッパ」も「アジア」もありませんでした。定住農耕地帯の文化・社會・道徳とはまったく正反対の騎馬遊牧民。その自然環境、歴史的背景を踏まえ、彼らがいつ頃誕生し、強大な権力を持つようになったのかを明らかにし、ユーラシア大陸の東西に1000年のスケールで展開する騎馬遊牧民の歴史を描きます。 スキタイや匈奴は文字を持たず、自らの歴史を記録することはありませんでした。しかし、幸いにも東西の「歴史の父」と稱される稀代のストーリーテラー、ヘロドトスと司馬遷によって、彼らの実力と暮らしぶり、習俗が書き留められています。興味深いことに両者の語るスキタイと匈奴の風俗習慣は驚くほどよく似ていることがわかります。本書では、史書に記された事柄を発掘資料とあわせて騎馬遊牧民の真の姿を浮かび上がらせていきます。 「都市」のない遊牧社會は、「文明」とは無縁の存在、むしろ対極にある「野蠻」の地と思われがちですが、それは定住農耕社會からの一方的な決めつけにすぎません。発掘された草原の覇者たちの裝飾品には、豪奢な黃金の工芸品や色鮮やかなフェルト製品などがあり、その意匠から、ギリシアや西アジアの影響を受けながらも、獨特な動物文様や空想上の合成獣グリフィンなど獨自の美術様式を生み出していたことがわかります。 ソ連崩壊後に可能になったユーラシア草原地帯の発掘調査で、次々と蓄積されている新たな考古學資料。フィールド調査を積み重ねてきた著者ならではの視點で、「もうひとつの文明」の実像に迫ります。 原本:『興亡の世界史02 スキタイと匈奴 遊牧の文明』講談社 2007年刊 林 俊雄(ハヤシ トシオ) 1949年東京都生まれ。東京教育大學卒業、東京大學大學院人文科學研究科博士課程東洋史學科単位取得退學。古代オリエント博物館研究員を経て、創価大學文學部教授。専門は中央ユーラシアの歴史と考古學。著書に『ユーラシアの石人』『グリフィンの飛翔』『遊牧國家の誕生』、共著に『中央ユーラシアの考古學』『中央ユーラシア史』ほか。

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